2004年11月04日

11月

11月。
カットスロートでは先月でFALが3度目の優勝を飾り、二代目グランドチャンピオンに輝いた。またも二位に甘んじたストレンジフリークも、取得ポイントの上ではこれまでの記録を上回り、企画スタートから半年、何かを掴んだのだろうか。
しかし3位以下は例月どおりの数字に留まっており、数字上の進歩がない。

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新規参入ではラブクラフトが有力だ。1stアイテムは中価格帯のとっつきよいアイテムで来たが、今後コアなアイテムがリリースされれば一気にブランドイメージを叩き込むことができるだろう。新人における台風の目候補一番手だ。
納品遅れにより違う意味で台風の目になってしまったボー・アルモニ、シンクロニシティはマイナスイメージからのスタートというハンデを背負った。前者はまだBBS上で形はどうあれ注目され、メルティなデザインの目新しさ、CT限定のストーンバージョンなど巻き返す可能性を秘めているが、後者はすでに存在感を失いつつある。
復活組ではサイレントシンカーが目に見える成長を見せているが、ブランドそのものの完成度はまだ手探り状態と言わざるをえないだろう。はっきり言って現時点では商業として、技術職として未熟で、勝負する段階にいない。しかし今のモチベーションを保ち、本気の努力を継続出来たら、のびしろは十分にある。端々に「ゼロからの創造性」を見せており、かなり得意な視点での制作姿勢がうかがえる。
S.O.Fは定番所でリターンマッチに臨んできた。スタイリッシュなイメージにそぐわぬ、モチーフのハードさを殺さずに綺麗さを出しているのはさすがと言うところだが、あくの強いCTの中ではインパクトに欠けるのも事実。それはおなじユニットFUNKOUTSの仲間、FUNKY ROADにも言える。BBSなどで他ブランドが活躍している分、目立たなくなってしまうのだ。発言をしないのが良い悪いでなく、している方が親近感や存在感を持たれると言う、それだけのことだ。

全体の展望に移る。
存在感はありながら下位に来てしまったOVER LOAD。原因は商品をおろそかにしたことに他ならない。綺麗目のデザインは他に少ないが、商品の入れ替えがなければ売れ行きが伸びるはずがない。今更買うならすでに買っている、という人も少なくはないはず。新しい客を考えるとしても、この商品でなければアピール出来ないということはないはずだ。
今月頭での新作とは行かなかったようだ。数ヶ月かけて新作が出来ないペースと言うのは、いかなる事情があるにしろ他者に劣る点になる。
とはいえ今月頭での新作は生き残りブランドに見られなかった。先月中・下旬では座談会での発破が効いたのかこぞって新作が出たが、そのせいか月初めのダッシュがない。でる、という宣言は随所から聞こえるので、観戦者、ユーザーも買い控え状態になっているかもしれないが、新規ブランドのアイテムに強い訴求力のあるアイテムがあれば、待たれることもなくそちらに客が流れることになるだろう。
本命は当然のごとく実績からストフリ。先月末投入のアーリマン・ディアボロが真価を発揮する。入れ替えも積極的に行うとみられ、ただでさえアイテム枠が多い分、選り取りみどりだ。
追加枠を埋められなかったアビリティノーマルは若干の出遅れになった。連続3位を取って、すでに結構売れている(欲しい人はもう買っている)だけに、現在のアイテムで上積みできる余地は少ないと思われる。
春銀は、一つ売れればでかいといわれるが、その分爆発的に売れることは考えがたいのが事実だ。言ってみれば色物だが、それ一辺倒で来ているだけに、迎合しろとは言わないまでもベーシックなアイテムが待たれる。それを考慮に入れた制作が進んでいるようなので、その出来によって結果が変わってくるだろう。
危険が迫っているのは銀燭だ。作風の近いラブクラフトの参戦は脅威だろう。CT外の実績の点ではラブクラフトが一歩リードしている。アイテムも揃っておりキャリアのあるラブクラフトに若い銀燭はどう立ち向かうか。
IST、FUNKY ROADあたりはレベルの高いアイテムを出してくるが、気迫を前面に出していないためにどうしても印象が薄くなりがちだ。秘めたる物があるならばそれをどんな形であれ見せることが求められるし、気合が足りていないなら今月の結果が危ぶまれる。
TとHELL's GATEはまだ手探りの印象が拭えない。当面は生き残ることをノルマに、上を目指してもらいたい。生き残りを目標にしろとは言えないし言いたくもないが、現在のポジションを考えれば土台の固まっていないうちに上だけ見ていても、足元が留守になる。

ということで、せっかくこういう書き方をしてみたので順位予想をしてみる。
新作が出ないことには不確定な面も大きいが、ペナントレースの予想も似たようなものなのでお遊びと思ってみていただければいい。
1:ストフリ アーリマン、ディアボロ強し。マンティも値段を越える魅力でまだ売れそう。
2:春銀 お値段抑え目の新作は、これまで欲しくても買えなかったユーザーにとって渡りに船。値段と一緒に迫力まで収まってしまわないことが前提。
3:OVER LORD 前々からの宣言が功を奏し、新作で浮上。遅れが「待ってました」に繋がるかが鍵。
4:ラブクラフト 既に評判の高いゴールデンルーキー。抑え目の価格帯と今後のアイテムチェンジへの期待が相まってそこそこ売上げも出る。
5:アビリティ ブレスに続く大作がでないと、価格帯の面でランクを落とすことになるだろう。しかし個数はそれなりに出る。
6:銀燭 竜飛、般若の上乗せ余地は大分下がっている。出来の良さのみならず、何らかのインパクトが必要な時期。
7:S.O.F 価格バランスが良く、泣かず飛ばずという事態はないと見る。とはいえスカルで上位に食い込むにはもう一歩強力なブローが欲しい。
8:IST 飽きが出始めている感は否めず。スティグマティックは価格的に他ブランドに食われる。
9:FUNKY ROAD BBS発言から新作が出ると踏むが、爆発には至らないと見る。印象の濃度を高められるかによる。
10:アルモニ 旋風は起きないが、女性デザイナーによる異種性と企画モノ、OVAL周辺の期待感で生存。

ラブクラフトの評価は高いものがつけられると思うが、売上高にはそれほど出ないと考えるため、順位予測が難しい。アルモニはボリュームによる割高感で二の足を踏まれると判断した。FUNKOUTS勢は出方次第で可能性の幅が広いと思われる。高いポテンシャルをどれだけ発揮できるか予測が立たない。アビリティは主力に小粒感があり、上積みが難しいと予想。ストフリは磐石だが二位以下は1000ポイント前後の争いに終始する恐れがあり、鮮烈なアピールが出たものが抜き出るだろう。常連顧客は先月に相当の出資をした可能性が高く、財布の紐が固くなっていると考えられるため、参戦者は苦戦を強いられること必至である。

以上、今月の展望。
3時間も掛かった・・・


あと、スカリーさんが自分のルックスに悲観して整形しました。
さっさとバナー変えてよ!と怒られたものの、あまりにも高飛車な物言いがむかつくので前のバナーも当分残します。
スカリー
せっかくなのでスカリーさんのお写真です(笑)クリックで拡大です。
スカリーさん
posted by 遼 at 04:31 | Comment(0) | TrackBack(0) | カットスロート | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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