2005年11月07日

雑誌シーズン

ムック本が先月から続々出てまいりました。クリスマス商戦を見越してなのかよく知らないけどいつも同じような時期に出るのでもうちょっとバラけて欲しいのが正直なところ。
聖銀辞典改めシルバーアクセスタイルマガジンは名前を変えて心機一転というところか、表紙にMEGUMIを起用。マニア向け脱却を図ったのだろうか。しかし表紙からピンボケなのはいかがなものかと思う。顔の左側(向かって右)がボケボケでなんかこの微妙さがすごい気になる。まあどうでもいいけど、力の入りようが知れる…。
聖銀の最近一押し企画なのか本だけでは採算が合わないのか、限定コラボアイテム今回はL.S.D。いちいちつっこむのは野暮だがどの辺がコラボレーションなのかは謎。ショップ別注と変わらん気がするが。ただし物としては僕的にはL.S.Dではこれまでになく欲しいと思えるデザイン。なるほどこういうクローズアップをされなかったら新作群のひとつとしてスルーしていたかもしれない…そういう意味では意義はある「コラボ」なのかも。
最近露出され始めているM.G.Cが今回結構扱い大きい。ショップ・GINYAという母体があるから予算もあるのかもしれない。春のムックで見て以来注目していたのだが、この度オフィシャルサイトができたということなので取り上げておこう。具象モチーフのアイテムを見るにかなりの技術がありそうだし、モチーフをデザインにするセンスもいい。ただ、まだバリエーションが絶対的に少ないのと、ロゴウイングのような抽象的な造型デザインのセンスがどうなのか、これからラインナップが揃っていくうちに伺えるだろう。ピーコックやスカルの精密さに比べ、広告にある(サイトの画像はちょっと小さくてわかりにくいが)画像を見るとラインやいぶしの陰影がやや荒いようにも見える。
その辺の巧い例はジャスティンディビスやM's collectionか。荒い例はA&G、ロイヤルオーダーかな。特にロイヤルオーダーはアップの写真載せない方がいいと思うんだが・・・

カインドレッド、ネメシスも露出が俄然として目立つようになっている。なかなか魅力的だが、感想としてはその巧さ以上に値段が高いことが気になる。何故だ。和物は巧いところが多いので、ちょっと埋もれてしまうんじゃないかという気もする。悪くないんだが。あとサイトの音にビックリする。

フロワティエドールはいまさら混ぜ返す必要もないとは思うが、通販のみの展開でバリエーションもなかなか増えないのに毎回同じアイテムを雑誌で指す意味があるのか、というちょっと変な疑問が。広告費の分安くしてくれたらいいのに。
包帯とか手錠とか、血糊系ヴィジュアル趣味の人のニーズは耐えないんだろうなあという気はするし、嘆きシリーズあたりは耽美的な魅力も確かにあるが、それだけのラインナップではただのオタク趣味になってしまわないか。(それこそ、ジャンプのD-Graymanみたいな)
アングラアートの系統なんだろうが、こう具体的なモチーフ一辺倒だと創造性に欠ける。一歩先に行く土壌はできているはず。コンセプトで掲げている「独自の世界観」がこの狭さで終わるのは本意でないはず。

GO JAZZ、存在はCREAMのサイトで知っていたが通販ラインナップにない商品をムックでよく見るようになるにつれなかなか面白いかもしれない、と思うようになった。それにしてもせっかく取り上げても電話問い合わせしない限り目に触れないのではもったいないというかあまり意味がないような気がするが。
どうにかならんもんか。とりあえず一端はCREAMのサイトで見られるので、どうぞ。

あとはスタイルマガジン巻末のぷち広告で気になったのがSMB
ちょっと見ただけじゃなんともいえないが結構地金もいじれる口なのかな。基本がしっかりしている印象を受けた。彫るって盛るよりひょっとしたら簡単に思われがちかもしれないけど(そんなことないかな?)、しっかりと彫り込めるブランドは案外少ない。
なんといってもデザインとしての着地点がしっかりしているのが好感。ラインナップが少ないながら幅が広いので、今後が面白いかも。地道に着実に頑張って欲しいと思う。

どうでもいいが、安易にインスパイアだの、デコラティブだの、ラグジュアリーだの、それらしい感じで使うのはどうかと思う。完全に便利語化していて何も伝わってこない。
それだけブランドおよび自称ブランドであふれ返っているということなんだろうが。趣味が裁縫なだけでブランドを立てる人はいないし、趣味が陶芸でも同じだが、趣味が銀粘土なら無料HPスペース借りるだけでブランドで、ワックス削れればシルバー職人だ。一方でデザインセンスで勝負しても仕上げをやらなきゃデザイナーじゃないかのように言われもして、どこにでもある骸骨を粘土で作れる奴がデザイナーさん。ま、イラストが好きってだけで裁縫も出来ないのにありもののシャツにプリントしてデザイナーってのもあるけど。
淘汰されるなら、早いほうがいい。シルバー職人=誰でも彫刻刀一本でなれるというイメージが出来上がる前に。


posted by 遼 at 01:32 | Comment(6) | TrackBack(0) | 雑記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
はじめまして!ブログを拝見致しました。

私は高額なシルバーを着けて自己満足している人よりも、自分で作ろうとする人のほうが素敵だと思います。
たしかにそれを全部ブランドと呼んでいいかは疑問です。

このブログには「趣味が銀粘土なら無料HPスペース借りるだけでブランドで、ワックス削れればシルバー職人だ。」とありますが、
遼さんは銀粘土で作品を制作した事がありますか?
ワックスを上手に削れますか?
ブログではなくHPを作れますか?

私は最初から上手に作れる人なんていないと思います。そして努力しなければブランドを立ち上げるまでには至らないと思います。
それがたとえ自称ブランドだとしても!

それと遼さんは、責任を持ってブログの記事を書いていますか?
遼さんの記事によって、ブランド又は雑誌のイメージが悪くなったら責任を取る覚悟がありますか?
もし訴訟を起こされたら、どうなされますか?

趣味のブログだからって逃げませんよね?
それじゃ遼さんが嫌いな自称ブランドと同じですもんね!
頼まれもしないのに出てきた自称シルバー評論家なんてね・・・!


Posted by シルバーマニア at 2005年11月07日 03:05
>そして努力しなければブランドを立ち上げるまでには至らないと思います。

これまでの記事にもありますが、何をもってブランドを立ち上げたといえるか、ということです。
また、着ける人より作る人が素敵だという比較は、作ってそれを売る行為をすることに繋がってきません。

>責任
僕よりもそれを言うべき相手はいるでしょう。こんな記事では訴訟にならないことは明らかです。まして抗議もなしに。
名誉毀損でしたら、そちらの最後の3行のような無駄な皮肉の方がよほど引っ掛かりますよ。
匿名だからって責任の重さは変わりません。
Posted by 遼 at 2005年11月07日 08:14
早速のお返事ありがとうございます。
私の質問に対する答えがないのが残念です。
話を逸らすのが上手いですね!

私が言いたいのは出来もしない人が、雑誌で見た事や人から聞いた話でやろうとしている人間を批判するのはどうなのか?という事です。

確かに私の書いた最後の3行は皮肉です。

しかし私の書いた皮肉と遼さんの記事、
いったいどこに違いがあると言うのでしょうね?
Posted by シルバーマニア at 2005年11月07日 17:11
はじめまして
横レス失礼いたします。

>私が言いたいのは出来もしない人が、雑誌で見た事や人から聞いた話でやろうとしている人間を批判するのはどうなのか?

批評することと、実際に出来るか出来ないかという事は直結しないと思います。
公の場で販売されている物に対しての批評はユーザーに与えられた当然の権利であると思うし、鑑賞に堪えられない商品を造れば批判されるのは当然。
そのレベルに達しなければ作品に値段など付けてはいけないとすら思います。

なおかつ批評の基準は人それぞれであって当たり前、むしろ身分を晒してこのブログを書いている遼さんは潔しとすら思います。


シルバーマニアさん の書き込みをブランド立ち上げたばかりの自称シルバー職人さんかな?と思うのは自分だけでしょうか?

まぁ自分も無責任な匿名読者なんで返答とかは特にいりません。

貴重なスペースすいません。
Posted by とあるシルバー好き at 2005年11月07日 18:57
ではその「どうなのか」に絞って回答いたします。
率直に言って問題ないと思うからやっていると言うに尽きます。
「どうなのか」が疑問のレベルなのか嫌悪感なのかにもよりますがたとえやめて欲しいと言われても理由がありません。
合理的な理由がおありでしたらコメントでなくメールでご意見をお送りください。どこの誰が何の理由でおっしゃっているのかはっきりしないことには、それこそ批判したがりのクレーマーになってしまいます。出来るだけ納得していただきたいので真面目に対応させていただきます。
正直なところなぜそうお怒りなのか理解しかねる部分がこちらもあります。そんなこと言ったらありとあらゆる世の中のレビューを否定してしまう気がするのですが・・・。
Posted by 遼 at 2005年11月07日 18:57
>とあるシルバー好きさん

フォローいただく形になり、ありがたく思います。
権利的なことを言えばおっしゃって頂いたとおりで、それによって問題なしと申し上げました。
とはいえ読者の心象というのもありますので、批判というよりあくまで批評であろうとしており、ところどころ皮肉るような表現は使いますが、こき下ろすようなことはいっていないと思います。

シルバーマニアさんがどのような方なのかわからないので憶測で書くわけにはいきませんが、たとえば個人レベルでのブランドに対するきつい言い方になっているのは具体的に言うと長くなりますがビジネスの面でのことが大半です。
これに関しては僕も社会人ですのでそれなりに考える機会も現実にあるわけで、ましてお金を払って顧客になる可能性もあるのですから、あれこれ言わずに楽天的な激励するばかりが応援ではないと思います。
わざわざ言うまでもないことですが僕は神ではないのですから、ここに書かれているからといって何がどうなるわけでもありませんし、全ての真実が著されているわけでもありません。ご理解いただきたいところです。
Posted by 遼 at 2005年11月07日 19:17
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