2007年11月09日

聖なる月

日本の一部シルバーアクセフリークの間ではちょっとした伝説と化しているクリエイターがいる。
かつてHoly Sculpture jewerlyとして活動していた佐藤大樹氏。物凄いスカルを作る人がいる、と聞いて知ったのも、思えば随分前の話だ。

ただの簡単・量産手法ではないロストワックス技法の極みを追求するその精緻な造型でファンの目を驚かせたが、残念ながら販売をストップしていた。
そのこだわりから作品は多く普及せず、当の私も手に入れることはついぞできぬままだった。

しかし、暫しの時を経て、この度9月から、老舗通販サイトドリーマーズのオリジナルブランド、アルテミスクラシックのデザイナー・原型師として活動再開とのこと!
以前のような個人での創作活動でなくあくまで原型師ではあるが、それでもこれは嬉しい知らせ。
作品として仕上げまで細部を突き詰めることはできない(特にウッドを使うアイテムは、ご本人が仕上げまでやらなければならないだろうから出せないと思われる)にせよ、もとより微細な彫り込みが特徴のブランドからのリリースということで、雑な鋳造ということもないと期待できる。
なにより氏の造型をなんでかやけにお手ごろな(このブランドはなぜかリングが妙に安い)価格で手に取れるというのは、すばらしいことだ。

いちショップブランドから始まったアルテミスだが、この度実店舗を構えることになり、bizarreの瀬戸山重光氏をスタッフに招聘するなど、有名販売店として培ったパイプを生かしいよいよ本格的になってきたか。
流麗なデザインの中で唯一弱かったスカルの造型も、スタッフに佐藤氏が加わったとなればゆくゆくはすごい物がでてくるかも?
posted by 遼 at 01:02 | Comment(0) | TrackBack(0) | ブランド | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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