2004年09月09日

アクセサリー業界ってちょっと。

早速ですが、素人だてらに外から見る業界について軽く喋っとく。間違ってるところもあるかもしれない?

シルバーアクセサリーはつける人にとってはもはや普及しきった感もあり、普段つけない人にしてもそれ程奇異なものということはないだろう。
有名な話に、シルバーアクセサリーは日本以外では割と珍しいものだと言われているのがある。(ネイティブアメリカンとか民族的なものを除き)
インポートとかドメスティック(国内)とか、シルバーアクセサリーはある意味でブランドネームがキモのようになっている部分がある。
日本人のブランド志向はいまさら言うまでもないことだが、シルバーにおいてそれはなおのこと顕著だ。クロムハーツがヒットして以降急速に広まったシルバー業界だが、その情報媒体は主に(というかほぼ独占的に)ムック本だった。
シルバーに興味を抱いた人間がそれを見てショップに走り、市場は拡大する。それと同時にシルバーアクセサリー普及の初期に市場をリードしたショップが強くなっていく。
それはショップによるブランド操作を生んだ、と思われる。
現在、ムック本を開けば「クロムハーツでの○年間の職人時代を経て」「ガボールの愛弟子」などといった宣伝文句が巻頭を埋め尽くす。それをリードしている輸入代理店はMIC・Beyond coolという大手ショップである。それに続いてC.R.E.A.M.やバスク、といったところか。
かつてはアメ横に居を構えるショップが隆盛を誇った。大手ブランドA&G立ち上げのきっかけを作った仕掛け人は実はアメ横ショップだったという噂を耳にしたこともある。クレイジーピッグ全盛期はアメ横がリードしていたのではないだろうか。
クレイジーピッグはその後木村拓哉が着用し、さらに反響を呼ぶことになるが、生産量が追いつかないことや偽者の乱発もあってネット販売がブランドから禁止されるに至った。すると今度はクレイジーピッグのデザイナー、セラがかつて所属したいわば元祖であるグレートフロッグの取扱が目立ち始めた。グレートフロッグもけして大規模な生産環境ではなかったはずで、以前よりピッグよりフロッグだった僕が実際にショップに足を運んだ時も、品薄は慢性的だった。
フロッグ輸入の総本山であるEL・DORADOの評判もあまり良くないので、どうも警戒してしまう。
MICは「ガボールの○○」という売り文句を最大限に活用し、実際に売れている。リードMFGやトラヴィスワーカーetcというブランドなのだが、値段もやたらと高い。Beyond coolが扱うブランドだが、アルミ細工のスターリンギアをシルバーブランドとして持ってきた辺りも、日本で売るために店側の動きがあったのではないかと邪推してしまう。
一時期流行ったプルタブペンダント、オリジナルはティムキャンピー。MICが扱う。あんな簡素なものだが3万を越える値付けをされている。しかし彼はそもそも銀職人ではない。インポートというが、外国のアーティストに「日本でブランドを展開させている」のではないのか、そこが怪しまれる。
ちなみに最近人気のロイヤルオーダー、旧デザイナーのジャスティンディビスは独立し人気を得ているが、インポート扱いながら実情は日本人と結婚し日本でのブランドだ。
こんなものは一例に過ぎず、こうしてみるだけでいかに作られた価値観によってモノが売られているかがわかる。
ファッション業界はタレントやスポーツ選手などのメディア露出するオピニオンリーダーで売れるところが強いが、シルバーの大手ショップは場合によってはブランドどころかショップとタレントを直結させることもする。
タレントとのコラボレーションアイテムを出してみたり、タレントと社長の対談、番組やタレント個人へのアイテム提供、などなど。
スターリンギアがbeyond cool、トラヴィスワーカーがMICなど、専属のケースが目立ち、なおかつそう言ったいわば手に入る場所の少ないはずのブランドがムックの巻頭を飾りトップクラスという「設定」になっている現状を見ると、シルバーアクセサリーにおいてブランドという概念は非常に厄介だ。
しかし数少ない優良ブランドはブランドである意味をもって存在しているし、クオリティの保証という面でも確かにブランドは重要なものだ。ましてアクセサリーというのは服と違いオプション的なアイテムであり、縁起かつぎとか何らかの意味をこめてとかスピリチュアルな意味合いの濃いものである。
であるからこそ商業主義的になってしまった日本のシルバー業界は今後の行方に頭が痛く、また顧客も新しい分野であるから、悪言い方をすれば騙され易い、だろう。
僕もまた何度かガッカリするような思いをしたことがある。
ノーブランドの安物とは出来にも天地の差があるとはいえ、値段も張るものだけに、なんとなくこの業界のあり方には思うところがある。
posted by 遼 at 00:49| Comment(5) | TrackBack(0) | 雑記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
シルバーアクセのブランドなんてどれも本国では知られてない。唯一、クロムハーツ、クレイジーピッグ、グレートフロッグが一部の間で知られている程度。
実際、海外では日本で御なじみのシルバーアクセを付けている人なんて皆無である。
そう、どれもこれも日本国内のみのブランドといっていいだろう。アメリカのブランドでもイギリスのブランドでもない。
ためしにヤフードットコムやヤフーUKで検索してみるといい。なにも出てこないからw 日本のHPばかりw
Posted by キャタピラー at 2005年04月04日 01:00
ぐは・・・レス遅れました。
検索では、まあそうですね、フロッグとかクロム。あと意外にこっちじゃ知れてないけどVoodoo risingは向こうのファンがいるっぽいです。
あんまりブランドにこだわる人がいないってのもあるかな。小物感覚で。ブランドネームが一番効果的なのは良くも悪くも日本でしょう。
Posted by 遼 at 2005年04月17日 11:33
こんばんは。フロッグ信者ですo(^-^)o拝見させて頂いたのですかフロッグのアイテムが大好きでよく買いたいと思うことが多いのでネットの「エルドラド」黒い噂と言うのが非常に気になります(^_^;)どんな噂があるのか教えて頂けないでしょうか?
Posted by しんご at 2007年03月27日 01:47
2004年の記事ですからね。今は聞きませんね。 古い記事なのでそのままでしたが、営業妨害になってもいかんので修正します。
総じてアバウトな業界なので、日本代理店大丈夫?ってのはありますよ。ほんとに全部本国の工房でつくってるのか、とか。
Posted by 遼 at 2007年03月27日 10:08
一番怪しいのは、カムホートだ(笑)

何せ日本にしか店が無いのに、インポート(笑)
Posted by Seiichiro‘王子’Oka at 2007年05月08日 21:00
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