ライフスタイルの変化もあるかもしれないが、以前に比べ一つ一つのアイテムに役割を与えている。
もちろん過去に買ったものを手放さないために増えていくばかりだからあまり買う必要がない、ということもあるが。
さてそんな中、もはや習慣なので色々なお店に行って見てみるけれど、結局贔屓の店が決まってくる。
店から見れば常連客になるというわけだ。(来店スパンは長いかもしれないけど)
パレートの法則というのがある。別名2:8の法則といわれ、色々なケースで用いられる。
簡単に言うと2割の高額所得者が全所得者の8割を占めるというもので、転じて2割の得意客が全体の8割の利益を生む、などとも言われる。
もちろん転じてなどと言ったが理論的根拠があるわけではなくて、だいたいそんな感じの偏りがあるというニュアンスに過ぎないのだが、要するに道行く誰もに対し対策を立てるより上得意を逃さないことが利益増になるという話。
相変わらずムックがでるたびにたいがいのをチェックしているのだけど、相変わらず変わり映えがない。
クロム、カムホート、ゲス、ギア、ピッグ、レザトレ、トラヴィス、ロイヤルオーダー、ビルウォール、アレックスあたりの見慣れたラインナップに新作がちらほら紹介され、国内ものではジャスティン、ブラッディマリー、F.M.B、L.S.D、Rat、GIGOR、legendなどといった有力ブランドが並び、ウルフマン、BIGHANDあたりが頭のほうで特集され、センター辺りにソカロが広告なんだか記事なんだかわからん感じでページをとる。あとはストーンマーケットがカタログみたいにずらっと並んで、穴埋めみたいに新人ブランドが紛れ込む、といった具合。巻頭あたりにスクープと銘打って未知のインポートブランドが取り上げられるけど、1年後には載ってない。
別に雑誌作るとこがどうとか載せるブランドがこうとか言うわけじゃないけれど、毎年ニューカマーだと祭り上げた問合せ先「コラソン・コラソン」の自称ブランドがその後どれだけ独立できたのか?
1度2度雑誌に載ってそれきり、彼らの人生大丈夫なのか?毎回毎回専門学校が似たような広告出してるけど、卒業した生徒はみなブランドオーナーとして華やかな経歴を作れているとでも?
1年2年学費納めて、就職もせずにバイトしながらブランドやってますっつってプロ輩出してますよなんてもんじゃないだろう。
一体彼らはどこ行っちゃったのか。
貴重な時間と学費の果てがワックス削れる無職じゃあ目も当てられない。
長い前フリが続くけど、つまる所ニューカマーだの新星だの言っても市場は何も変わってなくて、一見音楽業界にも似た取り上げられ方をするわりにそうトレンドがコロコロ変わるものでもないのだろう。
だから…書くこともないのだ。
そんなわけでこのたびは、生まれては消える新進ブランドについてと、自らや周囲の人間の経験則から「お得意様」になることについて考えてみたい。
ただ好き放題作ってネットで写真を並べて「ブランド」では通用しないのはもはや明白。じゃあどうして通うお店、贔屓のブランドが生まれるのか、ただデザイン傾向が好きだというだけではないだろう何かがあるはずだ。
とりあえず長くなったので初回はここまで・・・・
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