2012年05月28日

デザインフェスタアクセ編

5月12日、13日は春のデザインフェスタでした。
というわけで、久しぶりの更新。
ザクッとレポート、そこからまたいつもの問答が始まる感じで。
まあ毎度のことなので後半は流してくだすって結構です。
とりあえず幾らか写真を撮っているのでそれを載せます。
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以前から出展されていたJ.Oさん&Michikoさんが共同で立ち上げた、【forêt】
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合同で出展されていた、【Strange freak designs】【Quetzal】【Legiomade】
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SKULL!SKULL!SKULL!&なにわホネホネ団。恐竜骨格のシルバーアクセブランド、【RC GEAR】が参加。
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3人ユニットでの出展、【3Sign】
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工芸感が一際目立つ、【金属工房Art's】
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シンプル、リーズナブルで人気の【Lanterna】
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フリーの原型師さんだという【Gen】さん。
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主に時計【Gothic Laboratory】を扱うショップ【A Story】

という感じで一部だけどブースの写真を撮らせてもらったもの。
それと幾つか買ったものもある。
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一つめ、ストフリのイベントアイテム。レギュラー商品よりも写実寄りに造られた真鍮スカル。抜きがなく、とてもヘビー。前からもさることながら横顔がとてもいい感じ。
二つめ、ゴシックラボラトリーのスカルバタフライ。真鍮ケースのフェイスの蝶には、翅にうっすらスカルの陰。コウモリモチーフの尾錠とベルトも凝っている。
三つめ、【異装具店】の薔薇イヤーカフス。ブランドレベルのイヤーカフスは貴重。全体にいぶしを残すように磨かれて、グレーに輝く仕上げ。値段も程良い。

他にも幾つか面白いブースがあったので紹介。
【DIAVELUS】
風化したような表面仕上げに古ヨーロッパの雷紋や中南米文明を思わせる文様を施した個性的なデザイン。
【輪樹】
動物の骨などをモチーフにしたディテールの緻密なブランド。DIAVELUS他数ブランドと合同ブース。
※この合同ブースに関しては正直なところ先行ドメスブランドの影響が極端に強く見られた(DIAVELUSは除く)。とても技術、完成度が高いと思う反面、このまま露出して行くとストフリ、レギオあたりのフォロワーと括られてしまわないかな?という感(造りがなまじ良いので引き合いはありそう、だからこそ)。出たての頃はある程度仕方ないとは思うので、これからの発展に期待!
【Marzo-jewelry】
蝶の翅をモチーフにしたジュエリーライクなアクセサリーが目を引いた。「かぶらない」のは強みだなあと。
【nyui】
動物の骨格標本をリアルに再現しつつ、様々なパターンのポーズをコミカルに表現。
【Breeding Box】
これも生物系だけど、とてもきれいだった。花弁までこだわった花モチーフも良い。
【Brow firiP】
花と昆虫をモチーフにした真鍮のピンブローチが目に留まった。モチーフを紋章状のデザインに落とし込んでいるのが個性の見せどころ。
フィギュア要素のあるシルバー/ブラスアクセでは意外とモチーフを再現する方向に終始するものが多いんだよね。


と、そんなところか。
全体的に、出展者レベルが持ち直しているように感じた。それはシルバーアクセサリーに限らずで。あと余りじっくり見られなかったけどフィギュア系が活発になってる感があったかな。
一方で一時やたら増えてた、ブラスパーツの手作りアクセ系は多少減ったんじゃないかな。あれは半分趣味の手芸だから、流行り廃りがあるのかも。

出展については良くも悪くも特に気になることはないかな…
声がけがヘタだと損してるっていうのはいつもの通りだし、それも前に比べれば気になることは減った気がする。
こっちから声掛けることが増えたからかもしれないけど。
プロレベルが増えてくると、この辺で差は余計目立つようになるだろうと思う。
出展の目的も人それぞれだから必ずしも商業ベースに合わせるべきとは思わないけれど、特にシルバーアクセサリーなんかだと創作作家ででてる人はほとんどいなくて、ブランドを掲げて出ているわけだから少し考える必要はあるかな。
場合によってはブランドじゃなくて作家として出るのもアリだと思うけど。シルバー業界に限って言うと作家=ブランドっていうのが定番になってる感じがあるけど、製造してくれる企業を狙うっていう選択もあるわけで。
そのリアルポートフォリオみたいな意味合いで出すのも、店頭展開の枠に嵌らない創作が見られて面白くなる、っていうこともあると思うのよね。コンセプトモデル展示、的な。
銀フェスなんかもそうだけどね。必ずしも即売会という解釈にとどまるわけじゃないから。
絵描きさんなんかそういうモノ作りの人と出会って商品が誕生する場になってることもあるんじゃないのかな?知らないけど…世界観のある絵描きさんと腕の良い彫金師さんがここで出会って新しい創作物が生まれました、なんて結構面白いと思うな。まあ、これは無責任な思い付きです。

それと今回思ったのは、周る時間が本当に足りなかった。ライブやステージイベントなんか見てたら当たりを付けてたところ回るのも大変なくらいだったと思う。
会場がでかくなったわけじゃないから自分の問題もあるのかもしれないけど、前回結構知ってる人のブースに長いしたのに今回は顔を出すので精いっぱいだった。
しかしこんな調子だと出展してる人は全然他を回れないよなーと。これ、出展する人が場内の様子を随時肌で感じるのってかなり重要だと思うんだけど、どうなんだろう。こればかりは出してる側じゃないからなんとも言えないけど、あまりブース空けて来場者との接触をロストするのもそれはそれで痛いし。まあ、難しい問題ね。
規模がここまでならないうちはある程度ゆるくやれるんだろうけど、ここまで大きくなると来場者もご近所ブースも同志って感覚ばかりじゃないからね。

あと運営については疑問に感じるところがちらほら。
スタッフもう少し会場内見てた方が良いんじゃないかな、とか、エスカレーターの整理が全然できてない(促して入るんだけどみんな左に寄って危なっかしいし列が無駄に長くなる)とか、そもそもあれだけの動員に対してこんなにノーケアで良いのかな…と。
見る側が気を揉む必要があるわけじゃないけど、トラブルや事故が起きないと良いね、としか言えない感じ。あと次回の場所予約を会場でやってるのもあんまそういうとこ見せんなよと思ったんだけど、それだけじゃなくてアナウンスまで流してたね。まあ大抵の一般客は耳に入らなず右から左だと思うけど、「なんで今そんなこと言うんだよ、興がそがれるなあ」と思った。
これに関してはネガティブなことしか出てこないな…。ライブステージはせっかくのコンテンツを生かせてないと思うし、ホールのステージイベントはまずなんだかよく意味がわからない。誘引するものが何もないからそもそも目が向かなかったんだよね。
まあ、賑やかし程度の感覚なのかもしれないけど出る人が勿体ないというかなんというか。もう少しフィーチャーする仕掛けがあった方が良いんじゃないかな、と。まあ、この辺はアクセ関係ないな。

あ、それと一個だけ例外的な話になるけど、前にも見かけたコピー商品のブースがまたあった。今回はVORTEXのペンダントトップのコピーを置いてた。クリエイターのイベントでこんなのがあると、看板に傷が付くんじゃないかと思うね。

そんな感じで色々気になるところもありながらも、造りのレベルは総じて高くて当たり回だったなーというのが総合的な感想。
あとはまあ、いかにして好意的なアテンションを与えられるか、とか、できれば直接大きなお金我動かなくてもある程度の楽しさを提供してもらえることが、やはり見る側としてはあって。
義理でお金を落とすのも違うと思うし、かといって僕なんか結構毎度お邪魔してるし手ぶらもなーってのもあるし、ちょっとしたイベントのお土産みたいなのを持って帰れるととてもありがたいのね。
イラスト系の定番がポストカードになったのってその取り回し、手軽さがやっぱりあると思う。
だからストフリさんとこのイベントアイテムなんて物としても普通に魅力的だし、むやみに正規のアイテム増やしまくれない事情にも合うし、結構楽しみになっていたりもする。
全然商品が動かないのは困るけど、初見さんにもちょっとしたインプレッションを持って帰ってもらえるような展示の場になってると、魅力的なブースだな、と思う。
僕は毎回そういうとこを少しずつ覚えて帰って、また新しく見つけるのが楽しくて毎回行っている。今回はそれが形になって結構出費してしまったけど、それだけ楽しめたとも言えるかな。
まあ、次の予算がどうなるかはさておき、また面白いものが見つかることを誰にともなく期待しておこうと思う。
posted by 遼 at 01:08 | Comment(0) | 所感 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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