2005年03月16日

伝説と職人と立地条件

12日土曜日、横浜。美大の卒業展示を見て、赤レンガのFREE STYLEを覗く。一時はGACKTモデルで一世を風靡したが、特にこれといった押しがないので最近は存在感に欠ける。旬の過ぎた感がある中見たところ、店内はかなり混んでいた。
簡単な話だ。「赤レンガに遊びに来た若者がそこでおしゃれなアクセを売っているお店を見て、入る」それだけのことだが、結局のところ立地なのだ。そりゃあ銀座の一等地が北陸の10倍なんて話にもなるわけだ。
生で見たアイテムは画像で見るままで、平均値といわざるをえない。どこが長所とか短所とか言いがたい、なんとも評価に困るところだが簡単に言えば主観的に興味を持てていないということなんだろう。
ミューズスラヴァーもあったが、こちらは画像では鏡面が非常にきれいだったのだが、思ったよりも普通だった。華奢でちょっと安っぽく感じたので、むしろ画像栄えしているかもしれない。
その後、白楽で途中下車し、商店街を歩く。住所のみで目的地を探していて、なんとなく不安になった。地図くらい見ておけばよかった。
電柱を見ると番地が近づいてきた。事前に知らなかったが、勘というか、なぜか無意識に商店街の表通りから一本裏に入った。すると、運命が僕を案内したのか、ふとん屋の向かいにきらり屋legendを見つけた。
図にするとこうだ。

□□□□□□□□
――――――――
 表(大)通り
←白楽駅
―  ―――――
□横□□□□□□
□道□□□□★□
―  ―――――
裏通り(というか細道)
――――――――

外見が結構変わってしまったし数回しかお会いしていないのですぐにわかるかな、と思いつつ店内に入ると、伝説の男こと吉原直氏が作業机から出迎えてくれた。
OVAL SiXでいくらか見ていたが、うわさのアイアンクロスなど見られてよかったアイテムがたくさんあった。鏨彫りやミクロ唐草などの達人イメージだったが、ハード系デザインのgrandの出来は予想以上だった。
コーヒーをご馳走になりながらさまざまな話を聞き、職人気質のクリエイターというもののよさを感じた。ビッグブランドもいいが、自前の工房でせっせと手作業にいそしむ職人さんというのは雲の上の人にはならないかもしれないが近い高さの目線で敬愛できるそれはそれで素晴らしいものだと思った。
ブランドのハクなどなくて良い。自分があこがれられるクオリティで、自分だけのアイテムを特注できたら、どんな流行の最先端アイテムよりも普遍的に愛し続けられる。
何度も例に挙げて飽きているかもしれないが、僕の愛用中の愛用、ロックキャンディのツインヘッドスカルブレス。当時シルバーマニアでもなかった僕から見れば、いくら職人として有名なRAT GJOさんとはいえ、狭い世界での有名人にしか思えなかったわけで、ハクを求めるなら6万も出せるものではなかった。
それでもたくさん所持する中でこのブレスだけは3年間今だにレギュラーなのは、心理的にもはや「このブレスは自分のためのアイテム」とでも言うか、他の人が着けていたらいやだとか、さながら恋人のように、これは何も僕がオーダーして生まれたわけでもないのに、「ツインヘッドスカルは自分が一番愛しているんだ」というような、もしも道行く人の腕に見つけたら「なに仲良く寄り添ってんだ、そんな奴より僕のほうが大事に使うし、似合うよ!」という感覚、それはこのブログの昨年秋ごろにしきりに触れたアクセサリーへのスピリチュアルな意味づけや愛着、一言で言えばお守り的要素にもかかわるが、それだけでは語りつくせないものがある。
文字にすると若干気色悪い感じではあるが、アクセサリーに限らずこういうものは身近にある話だろう。

そんな話もありつつ、かなり長い時間居座った。試作品や見たことないようなターコイズなど貴重な物を見せてもらったり、裏話で笑ったりと楽しい時間をすごした。
最近はペンダントばかり買っていることもあってアイアンクロスにちょっとそそられつつも購入はしなかったが、いつかは手に入れたいアイテムのひとつに決まった。
ちなみにFREE STYLEと対称的に店の前の通行人は、数時間おばちゃんばかりだった。満員大入りが望ましいタイプのお店ではないが、客入りに重要なのは結局立地だ、ということだった。


posted by 遼 at 01:08 | Comment(1) | TrackBack(0) | ブランド | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
Posted by 吉原 大 at 2005年05月22日 16:37
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