2011年07月25日

SKULL CUP 2011 第01回 髑髏杯 結果

去る7月20日で投票受付を終えたSKULL CUPの結果が発表されました。

とりあえず順位についてはここで番号を挙げてもわからないと思うので、リンク先で見てみてください。

まずは全体の所感から書きましょうか。
ざっくばらんに書いて行くので、現実的な問題とかで気に入らなく思われるかもしれないですが、悪意はございませんよ。



僕は、WEBの他、池袋のBLACK BARTSさんで展示を見ました。
で、今WEBの他って書いた通り、結果的にWEBを軸にしつつ現物展示を各店で、というような構図になった感はあります。
これが純粋な美術展であれば、WEBは展示会場への誘導に全振りになるところですよね。今回は店頭イベント形式だったので、WEBがオリジンで店舗と提携したような見え面になっていました。
この辺りはちょっとしつこいかもしれないけれど良し悪しあると思っています。
ただ現状叶え得る大会規模、参加者バリューを考えれば、WEB利用は必然であったのは否めません。
どこまでこのイベントに一作入魂を期待するかにもよりますが、個人的にはWEB票を地域票が追い越し、最終的には投票は会場のみとなると強烈だな、と思います。

ちょっとわかりにくいんで多少露骨な言い方をしますが、全体的にはWEBと会場の乖離は思ったほどはなかったです。が、ものによってやはりWEB受け、現物受けはあるな、という印象は受けました。
投票された方でお付き合いのある人は、全員が全員現物を見て事前の考えとまったく違う投票をした、と言っていました。僕もやはり現物見て印象がだいぶ変わった作品は多数ありました。
まあ10人前後の声ですが、揃いも揃ってそう言われると考えさせられるものがあります。

大会形式についてはひとまず以上です。

次は全体の作品群について。
思ったより冒険はなかったというのが初めの印象です。
当初僕の想像では、若手ブランドさん中心のラインナップということでかなりモチベーションは高いように感じていました。
従って相当に気合の入った一点物が結構出てくるのかな、とイメージしていたわけです。
要するにちょっと浅はかかもしれませんが、ガツンと高価な石を使ったり、複数の地金を織り交ぜたり、ストーンカービングなんかも使ってみたり、パヴェセッティングしてみたり、言わばモーターショーのコンセプトカーのようなモデルが出てくるのではないかと考えていたわけです。極端にいえば、そのまま即定番商品になりえないようなものです。
勿論皆がそうではなく、思い切りリアルやハードコアなスカルを追求した物も出てくると思いましたし、あとはやり過ぎた奇形アイテムも想像していました。この2方向は予想通り大半を占めていたように思います。

基本的にはシルバーアクセの制作者さん中心なのでまあ勿論シルバーメインなのは当然だとは思いますが、中には木彫りで作っちゃいました、とか、クリスタル彫っちゃいました、なんていうのも出てくるのでは…と。いや、例えばですけどね。
なんというか、「銀のスカルという土台にプラスオン」という固定概念があったのかな?と感じられる作品が散見されたように感じます。出来上がったスカルに必要のない装飾をくっつけた、彫り込んだ、というか、全体で一つに収まっていないなと感じることはちょっと多かったかも知れません。


では、実際のアイテムについて、まずはランクインした10作品に言及します。
参加者の方は回れ右するなら今のうちですよ。

まず、10位のLocmariaさん。納得のランクインですね。真鍮のいぶしと磨きでコントラストを出していますが、これがかなりメリハリ効いていて雰囲気があります。
定番と言えば定番デザインですが、ベースのスカルが整っている上、他のチベタンに比べスカルの趣が強く残っているので、普通にスカルリングとして格好良く仕上がっていると思います。

9位のRさん。ごめんなさい、ちょっと僕にはわかりません。スカルでハートの形というところにデザイン性ということはわかるんですが、それほど驚くアイデアでもないですし、申し訳ないけど造形はお世辞にも…
もっと動きを付けて二体が絡み合うような形でハートのシルエットが出るようだと、もっと良くなるのでは。

8位、LegioMadeさん。ちょっとイメージにないアプローチだったので、わかりませんでした。ブランドレギュラーのスカルはドロドロっとしたものしかなかったので、これほど精緻な物を作られるとは驚きです。
全体的にもシャープに収まっていて優れていると思いますが、個人的な感覚ではファンタジー物の鎧を思わせるエッジの立ったフレームが少しアニメチックだったかなと。もう少し大人しければさらに上だったのでは。

7位、S.O.Fさん。こちらは現物を見て非常に印象が上がった物の一つです。思いの外丁寧な立体構成と、リングとしての収まりは秀逸でした。
ベースを黒くしているのも、着用しての見栄えまで考えられている証だと思います。案外大振りですが、着けてみると綺麗に収まるんです。これは写真だけではパンチ不足に思うところでした。と、僕はそう思っていたのですがWEBでも票が集まっての7位。リングとしてのトータルの見栄えで選ばれたように思います。

6位、Quetzalさん。出品アイテムそのものが既にネット上では有名になってしまっている分、WEB票は遠のいたのではないかと思います。僕自身、基本的には知らない物を優先して選ぼうという心理がありました。ただ、そのプロパー商品でここまで食い込むのはさすが。
結論を言うと、現物を見ることができて良かったです。まったく違う作品を出されるよりも、むしろあのタナトス2の現物が東京で見られたということが幸いだったような感もあります。

5位、Sethさん。なにしろ仕上げの独特さに目を奪われますが、こちらも結構土台のスカルが立派です。デザイン的にはかなり整ったリアルスカルなので、サイドのラインは必要だったかな?という気がします。
それを踏まえても事前の票入れ候補だったのですが、試着不可だったのは残念。結構指の入れ位置が後ろの方にあるので、装着角度は気になるところでした。

4位、Guardiaさん。普段スカルをメインモチーフとしないGuardiaさんですが、さすがに造形力では頭一つ抜けている物を感じさせましたね。全体の造形に加え、細部の装飾に手抜かりがないことは、注目に値します。石使いも良かったと思います。
しいて言うなら、リングとしてのフォルムは若干苦しいかな、と。それに伴い全体に陰が落ちて見えるので、スカルはもう少しつるっと仕上げても良かったかも。

3位、SKULL LABORATORYさん。こちらはプロパー品のカスタムで、元々注目していたうちの一つでした。非常にラインがはっきりしていて力強く、完成度はこの順位に相応しいものです。
全体に張り巡らされた文様も彫りが深く、丁寧な仕事ぶりが見て取れます。なかなか重量もあるのですが、スカルの頭そのものがリングになっているタイプでなく、土台にくっついているデザインが収まりよく見せています。文様の細かさは、好みによりますがもしかしたらもう少し強弱つけてすこし引いてもいいかもしれません。
こちらもプロパーベースだからか、WEBで大きく票を取りこぼしてしまった。

2位、OWL'Sさん。意外なほどに上位は変わり種が占めていますが、筆頭に挙がりそうなのがこの作品でしょう。写真でもわかる仕上げの美しさ、頬骨や皺など曲面の立体表現も見事にこなしている造形、そしてまさにコンセプトカー的な、合理性と関係ない頑張り。一発勝負のイベントの醍醐味でしょう。多分買うかどうかという評価基準での票ではないでしょう。
正直、なぜここまでオッさんにしたのだ、もっとハンサムにすればいいのに、と突っ込みたくもなりますが、それも含めての遊び心がこの結果に繋がったのではないでしょうか。

1位、2 Abnormal Sidesさん。WEBでこれほど票が集まるとは正直予想しませんでした。組み上がった時のバイカー姿自体はそこまで誰にとってもカッコイイ、というものではないように思ったからです。
すなわち、こちらも現物を見て僕の中での評価が上がったタイプでした。ヘルメットパーツは精密で美しく、高い技術力が伺えます。
個人的には結果的に頭がちょっと長いとか、2つのスカルの仕上げがもっと丁寧でもいいかな、とは思いましたが、これもやはりコンセプチャルな発想とそれをやり遂げてしまう本気の遊び心が評価されたのだと思います。

ベストテンを総括しますと、ザ・髑髏といったような趣とはやや遠い結果が少しばかり意外でした。投票した3点は全て入っていましたが、「髑髏王」らしさというより総合的な完成度で見たので、該当作品には申し訳ないですが大勢に影響しないのではないかと思っていました。結局大いに影響しました。
とは言えやはり良いな、と思ったものでほぼ占められているので、好き嫌いというのはあるにせよ、おおむね出来の良し悪しというのは出てくるものだな、と感じました。
つまり出来が良いというのは当然として、やはりある程度新しさ、驚き、意外性、そう言ったものがあると一歩抜き出るのでしょう。ただそれもWEB上で当初話題になった幾つかのパンチの効いた作品が入っていないあたり、イコール奇抜であればいいということではないようです。
この辺についてはちょっとだけ、アクセサリーファンを見くびっていた部分があるかもしれません。懺悔します。申し訳ありません。

さて、他にもいくつか気になる物がありますので、記事を分けてまた改めて書こうと思います。ついでにもう少し全体についても思うところなど書いて行くつもりです。

お気を悪くされる方も多少なりいらっしゃると思いますが、取り立ててなんの力があるわけでもありませんので、どうかお気になさらず。
posted by 遼 at 01:57 | Comment(0) | TrackBack(0) | 所感 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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