2005年01月23日

ご存知ですか?インディーズ

最近思うことがある。
きっかけは近頃カットスロートの枠から視野を広げていること、その流れの上であるデザイナーの方、あるいは周りのファンや友人と話をしている中で様々考えていることにある。
カットスロートだとか、INDIES EXPOとか、「インディーズシルバー」というものを押し上げようという動きがおき始めているが、果たして誰に向けられた働きかけなのか。
誰に向けられ、どういう意味があり、どんな効果が期待されるのか。
誰にメリットがあり、誰が喜び、誰が儲かるのか。あるいは誰が苦労するのか。誰から搾取するのか。

かねてより頭にあったのは、経済の基本構造である需要供給において、インディーズシルバーというものの需要つまりニーズがないのではないかということ。ニーズなき市場に次々とブランドが生まれているのではないか。
とすれば言ってみれば供給過多である。となると必然的にデフレを起こす。商品が有り余れば、値段を落とすしかない。しかしシルバーアクセは原料費の割にコストがかかるので、よほどの数が出ないことには利益率を下げられない。よってシルバーファンの多くは「インディーズは高い」と考える。狭いシルバーファンの世界だから、ネットを介すなどしてインディーズのマイナスイメージが広がりさえする。

ブランド側から考えれば反論点として、自分の所のアイテムは決して過剰供給ではない、とか、インポートやメジャードメスティックブランドと比較して劣るとは思わないから、値段で判断して欲しくないといったことがあるかもしれない。
ただ現実的に何万出してでもこれじゃなきゃ嫌だ、というほど特殊なものがそうあるはずもない。ましてやアクセサリー、指輪やペンダントといった一定の枠内での勝負である。
コストがかかっていることを理解していても、それが購入者側にとってリーズナブル(納得できる)値段かどうかは別問題である。例えばゲーム機などは最先端技術の結集であり、完全に原価割れしているものだが、かといってコストを考えて10万円出して買うかと言えば、考えられない。
もちろんゲーム機のようにソフトなどで取り返すというシステムがない以上アクセサリーにそのまま適用は出来ないが、「生産者の都合」で値付けをするというのは望ましいことではない。

もうお分かりかもしれないが、これらのことから思うことというのは、つまりインディーズシルバーというものの人気を、少なくとも認知を、向上させなければいけないということである。
同時にインディーズブランド内でも淘汰現象は起こるべきなのかもしれない。もっともそれは間引きではなく、「素人でもHPで作ったものを載せて値段つければブランド」というままでいてはいけない、と言うことだ。
とりあえず現時点そんな状態であると僕は思っている。ここのところ作れる人がほんとにすごいのか、誰でも作れるんじゃないのか、そんな気さえし始めている。おかしな話ではない。楽器だって誰でも弾ける。問題はその演奏や作曲、彫金やデザインのセンスだ。マイノリティであるがゆえに「作れる」だけでプロの扱いである、それだけのことなのではないか?そしてただ最低限「作れる」以上の、至高の技術もある。シルバー作家のどれだけがそれほどの技術者だろうか?

ニーズを生むにはまず最低限その存在は知られていなければいけない。しかし、街で100人にアンケートを取って、インディーズシルバーの存在を知っている人はおそらく0%だろう。1000人に取ってもわからない。いや、そもそもメジャーシーンさえそんなものだろう。
まず、アクセサリーを身につけるという習慣自体がそれほど定着していない。必要最低限の着衣ではないため、余裕のある範囲でしか買えないというのも関わってくるだろう。それは当然のこととして割り切り、あまたある嗜好品の中での地位を上げていくしかないと思う。
この際芸能人のグッズ的な存在であっても構うまい。漫画やアニメのグッズ的であっても構うまい。ミュージシャンのファンや漫画・アニメのファンやゲーマ−といった層はバイカー等に並び比較的シルバーなどに惹かれる層だと思う。一人でも多くの人に広まるようにしていくことは、業界の必須事項なのではないだろうか。
インディーズに話を戻すと、それぞれのレベルアップ、それはデザインセンスからラインナップの充実、その統一性、そしてウェブサイトの完成度や販路の模索などブランドとしての企業努力にいたるすべてにおいてで手が抜けない。隙のないブランドなど現状ほとんどないだろう。
そしてインディーズシルバーの広報。単独で無理ならば手に手を取って協力してでもこれはするべきだ。イベントを起こすでも、何らかのスポンサーになるでも、さして金をかけずともできることはある。うかつな広告は金の無駄になるので熟考が必要だが。

たとえばYahooショッピングの出展する場合、500アイテム未満なら月額2万で売上の3〜4.5%のマージンで出店できる。単独では採算が合わなくとも、数が集まれば効率的にできる可能性がある。しかし一方で競合は激安ノーブランドと有名店のネットショップであり、食い込めるかはアイテムの出来次第だ。
また、seesaaショッピングでは出店料無料で売上10%マージンで出せるが、まだ出店数も少なく利用者数はあまり期待できなさそうだ。とはいえ売れた分しか利用料がかからないので、単独でもできるし無駄金が出ることもない。将来に期待して出すだけ出すというのも一興だし、競合がないのがかえって有利と働く可能性もゼロではない。
ウェブ広告、アフィリエイトで話題になったGoogle Adsense(この画面左側)に載せる場合、登録時500円のほかは1クリック7円と完全歩合。売上ではないが、とにかく見てもらうためには有効だろう。効果の程はなんともいえないが、当サイトでも毎日それなりにクリックされている。まあ1000人客が入って7000円と考えれば安いし、上限も設定できるようだ。すでにやっている作家さんもいる。
アフィリエイトなら電脳卸というのもある。説明はちょっと面倒だが、簡単に言うと登録したアイテムに任意の売上報酬を設定し、一般の人にアフィリエイト広告を出してもらうというもの。シルバーアクセを扱う人がどれだけいるかはわからないが、効果は高そうだ。ただし、登録料は別途、審査もそこそこ厳しそうだ。

EコマースとかSOHOという言葉は一時期よく耳にしたものだ。コンサルティング会社がバカみたいにある。
まあそんなことはさておき、このIT時代を生かすには、ただHPでカタログ紹介するだけでは勿体無いかもしれない。
もちろんそれも数多ある手段のひとつです。
言いたいことは、シルバーアクセ制作が表現ならば、伝える相手を見なきゃいけない。伝える相手を欲するなら、声を出して注目させなきゃいけない。その手段は山ほどあって、それを生かすにはそれなりに頑張らなきゃいけなくて、頑張ってもうまくいくかはわからないけど、でも何もしないと今のシルバーシーンはジリ貧なんじゃないのか?ということ。
違う?


posted by 遼 at 19:23 | Comment(3) | TrackBack(0) | 雑記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
今回も又賛成できる意見。
1人でも多くの人に〜。

つーか・・・

全文同意。
Posted by HISASHI at 2005年01月23日 22:09
はじめまして。TAKASHIと申します。
最近から見させていただいております。
僕もアクセを創っている人です。創っているといってもまだ構築段階で、今はまだアイテムをそろえている最中です。HPもまだカタログといての効果しか望んではいませんしね。常に5年先をみてゆっくり動いてます。資金力の問題でもありますね。
創っていて感じることは創るだけじゃスキルアップというこちら側の意味はあっても、販売としては意味がないってことですね。いかに付加価値を感じる営業ができるかだと思います。それはすごく時間もお金もかかる。まず知ってもらうことが必要、この業界の活性化には大賛成です。具体的には、上に書かれていることがものすごく説得力があって納得できました。特に他のメディアとの絡みは今後必須だと考えております。シルバーの世界で活性化してもたいしたニーズにはならないですからね。
散文、長文で申し訳ないです。今は知られていなくても、でっかい野心があって、それを実行しようと直実に歩いている人がいることを心に留めていただければ幸いです。それではまた☆
Posted by TAKASHI at 2005年01月24日 18:29
HISASHIさん
ところどころ微妙かなって思うとこもあるんですけどねw
まだまだっす

TAKASHIさん
そういったビジョンを持っておられるのは凄くいいと思います。
野心もビジョンがないと妄想に終わってしまいます。制作意欲だけがブランドをやっていくモチベーションじゃない。
制作側からこういう視点を考えていただけるのは光栄に思います。
Posted by 遼 at 2005年01月25日 03:40
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