旧年中はお世話になりました。本年もよろしくお願いいたします。
さて、何から行こうか。
まず元日、お店の閉まっている中カットスロート特別企画エキシビジョンマッチがスタート。
簡単に説明すると、これまで勝ち抜けたヴォルテックス・FALの2ブランドが、メジャーブランドとそれぞれ1対1で1月の売上対戦をするというもの。(勝ち抜けなどカットスロートの企画詳細は過去の記事かオフィシャルサイトを参照)
相手となるブランドはヴォルテックスエキシビジョン版・「ゴアテックス」に対するは高蝶智樹氏の「ナミ」。FALには吉原直氏の「Legend」。
1月1日、正月の夜明け前、スタートが切られた。
アイテム詳細はカットスロート公式サイトをご覧頂くとして、それについて少々コメント。
まず、十三の仮の姿とでも言うべきか、ナミ。
どうやら今後の十三の新作になる様子。
1つめ。寄生虫。特殊な形のスカルペンダントヘッドで、他のアイテムと合体してWithスカルになるというアイデア商品。つなげるとブレスにもなるが、実際見たところちょっと使い勝手はよくなかった。スカルの顔は好き嫌いがあると思う。僕はちょっとダメ。
みの虫。レザーブレスにスカルのボタン状留め金。硬いのは使い込めばよくなるかもしれないが、最初はてこずりそう。サドルレザーが好きな人ならいいのかも。片手で留めるのは至難の業のような気もするが・・・。スカルの留め金はボリューム感といい表情といいなかなか良いが、若干雑な気もした。
最後3点目、氏虫。チェーンを出してきた市場把握はさすが。ただ、45cmワンサイズなのは惜しい。とはいえ値段的に損はないので、ややショートなチェーンが欲しい人はチェックしてもいいかも。女性なら少しゆったり目のミドルサイズかな。アジャスター状に背中側に垂れ下がるチャームがポイント。でもフックが通らないのでアジャスターにはなんないようだ。
ヴォルテックスのエキシビジョン限定モデル、ゴアテックス。今しか買えない。特筆すべきはその低価格設定。ノーブランド並みの値段なので、取っ掛かりに試してみるのもいい。アイテムは既存のヴォルテックス商品のアレンジで、薄気味悪さをやや抑え、シャープで綺麗目の印象。かなり綺麗に仕上がっていて、この値段ならとつい手に取りそうな出来。
大物はないが、そこはヴォルテックスをよろしくというところか。
レジェンドは通常どおりのアイテムで挑むが、以前書いた「伝説の男」の項の内容は、このことである。
商品を納入するにあたり、プレゼン的な説明が行われた。というのもアイテムこそ現行ではあれど、そこに売るための工夫がある。レジェンドの最大の武器、超ハイレベルなフェザーにしてもS/M/L3サイズ、左向き右向きとあり(これを1アイテムとみなすのはまだ暫定的らしい)また唐草ハートのペンダントはシルバー・ゴールド、S/M/Lサイズあり、パーツを取り替えることでピアスになったり、連結することでブレスになる。その際10個買えば11個連結のブレスに、といったようなサービスなど細かく設定されており、じかに説明するべき内容があった。
また納品数も数十個におよび、売り手に対する発破にも、あるいはメーカーとしての信頼の構築にもなった。
ネイティブのテイストをもち、独特なデザインであるから、購買者層も多少絞られてしまう感は否めないが、美しさという点においてはさすがといえる出来だった。特にフェザーは必見だろう。買うかはともかく・・・
FALはエリザリング・カーミラペンダントという18金パーツを取り入れた新作二点、対戦相手吉原氏の別ブランド、Grandのスカルに手を加えたデザインをぶつけてきた。
新作2点はこれまでのヴァンパイアシリーズに属し、中世的デザイン。ガーディアンほどファンタジー色は強くないが、近いところに位置する。個人的にはこのデザインやEnemy、LordCamelotがガーディアンやウルフマンとの境界線で、エレガントとファンタジーの境と見る。
人それぞれではあるが、一般的に下手に使うと後者は「痛く」なりやすいように思う。サイコルシェイムみたいな。
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