2004年12月15日

伝説の男

咳込みながらクラウンへ。特に目的はなかったけど、なんとなく。
カット新アイテムもチェック。
キングベイビーが入ってきたのでこれもチェック。
数がなかったけど、だんだん大御所の扱いが増えてきて、末恐ろしい店になってきた・・・

ラブクラフトの般若ペンダント。カットというフィールドでは取り立てて目立たないという印象。
普通にそこいらのアクセサリー矢の店先に並んでたら、ぼちぼち手頃な感じで手に取られそうだけれど、キラーアイテムとはいえない。
春銀の火ぃリング&炎のカットマン。強烈なキラーアイテムの登場だ。
火ぃリングはそのスカルの男前ぶりもさることながら、軽量化による着けやすさ、低価格化、それとボリューム・迫力を同居させたバランスは完成度が高い。これならブランド品として売られていて違和感がない。(本来それがあたりまえであるべきだけど)
カットマンはちょっと趣味の世界かもしれないが、パワフルなアクセが好きな人にしてみれば、4万弱でボリューム満点のスカルバングルが買えるというのは見逃せない。
スカルバングルというものにあまり魅力を感じていなかった僕でも、ちょっと欲しい。欲しいけど、コーディネートできない・・・(笑)
ストレンジ、ガジュマルの園で。小振りなスカルペントップだが、まずスカルが男前で、そこにうねるようなヤドリギが寄生する不気味さはなかなか味が出ている。アシンメトリーでやや崩れた感じのバランスが、すっきりしないことでその不気味さの演出に成功している。

みなとやのいくらまぐろ丼に舌鼓を打ち、龍角散のどあめの効力について話したりしていると、伝説の男がやってきた。その名は、とりあえず秘密だが、千の技を持つ男とでも言っておこう。
シルバー市場で独自の道を歩みつつその地を踏み固めている彼は、さすがの視野と行動力を持っていた。カットスロートがらみでここのところ楽しい思いをすることが正直なく、見切りをつけかけていた僕であったが、今日は非常に楽しい話を聞くことができた。
カットスロート取り扱い店舗は現在3店舗。拡大の予定も思うようにいっていない事実。販路が狭いがゆえに上がらない認知。俗に言うジリ貧。
広げていきたいという意思が参戦者の中にあるという風に先日の集まりでは聞こえたが、誤解がないものとして進める。
足りないのは気迫?商品力?待ってくださいよ。
3店舗の現状でも時折欠品があるのはなぜ?月頭にあるべきアイテムが納品されてないのは?BBSでたまに「注文してくれた方、もうしばらくお待ちください」なんてのたまに見るのは?
店舗数が増えて、扱われる在庫の絶対数が増えることをどう考えているのか。参戦者からそういう現実的問題の話をあまり聞くことがない。
シルバー市場で製造も販売もしたことがない僕がはじめて在庫状況などを知った時、非常に驚いた。普通販売店に、売り切れないくらいの在庫を負債を抱えてでも用意して持っていき、ぜひとも一緒に頑張ってください、よろしくお願いします!というものではないのか。
世の企業において営業職というのは非常につらく苦しくも重要な仕事。契約一本取るために、一昔前なら裸踊りだってやっていた。(そうしろってんじゃないですよ)
シルバーブランドだって専門の営業職雇ったっていいくらいだと思う。広告を打たない会社でも、量販店まわりの営業職は絶対にいる。
営業の大事さについて今更こんなところで説くつもりはない。ブランドが軌道に乗れば、言ってみりゃ社長さんになるべき人々。委託のインディーズという意識が自分自身にありはしないか?いち事業主として、店先に商品が並び、一個ウン万円で商売を実際にしているということを、本当に肌で感じているのか。
だとしたら、そん時に各商品数個ずつ持ってって足んなくなったら作ります、じゃ甘いのではないか。間寛平はアメママンのバッジをどばっと在庫用意してコケて莫大な借金を抱えた。
借金まみれを勧めているわけではない。受注生産みたいなスタンスでやるなら、いきなり全国販売なんてはじめから無理な話。
カットスロートという限定的な場においてガンガン売ってかなきゃいかんのでしょう。商売しなきゃいかんのでしょう。
市場を知るのは商売に必須。じゃあマーケティング勉強する気あるのか。勉強して使えるかどうかは保証できない。でも勉強してマイナスになることは絶対にない。ブランドを立てるならブランディングするのは必須。一冊や二冊、そういう本読むのがどれだけの苦労になるのか。
カットスロート関係の人もここをそれなりに見てくれている人もいる。これまでいろいろとあまり他の人が言わないような学問的見地から考察してきた。
これについて少しでも話を聞こうとした人はいなかった。中には実践的な販売経験という裏づけを持つから必要ない人もいるだろうし、ある程度わかっているからこんなちょっと本読んだりでかじった程度の学生に聞こうとも思わない人もいるだろうけれど、この段階にすらついて来ていない人もいるはずだ。
多分書いてあることがもう既によくわからんという人もいると思う。
これはもう記事という形式上まとめて書くから仕方のないことで、僕も普通の人間なんで会話的にちゃんと話せます。
もっと具体的にどう考えているか、聞いてみたいという方は連絡いただければ、対応します。
例えば今回伝説の男から得たことも、もうちょっと詳しく伝えられると思うし。

というわけで、カットスロートフリーク以外にはサッパリな記事になってしまいました。
カットという狭い分野に特化する気はないので、よくわからなかった方々も、見放さずよろしくお願いいたします。
posted by 遼 at 02:56 | Comment(5) | TrackBack(0) | カットスロート | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
おー!
千の技を持ち、伝説の男といえば、、、、。

!?
誰だキサマ!!!!!ぎゃぁぁぁぁあああ〜!!!!!!!!


さておき、受注生産。
まだ、@製作者であるってことしか考えてない方も多いようで。 在庫があって当たり前と考えていた僕のような人間には大変勉強になります。
やっぱり販売店に足を運ぶのは大事ですね、リアルがつまってる☆
Posted by tomo♂ at 2004年12月15日 12:14
この記事。各参戦BRANDに読んでほしいですね。

>BBSでたまに「注文してくれた方、もうしばらくお待ちください」

この辺に関しては、俺も憤りを感じてますから。
Posted by HISASHI at 2004年12月15日 17:50
いやいやどうも。
なんというか、まだ話せないこともあったのでちょっと思わせぶりな感じになっちゃいましたが、個人的不満も含めてこんな感じで思ってるってことです。
もっと言いたいことあるんですけどね・・・まだ全出しにはできないです。

伝説の男とまさか飲みに行く機会があるとは思っても見ませんでした。普通に物怖じせずに行っちゃいましたが、今考えると結構凄いことだった!
Posted by 遼 at 2004年12月15日 22:29
伝説の男。わかりました。 
俺も今日、SiXさんに行って同じ内容の話し店長さんに聞きました。そのとうりだと思います。
どんな商売、事業にも初期投資というものは当たり前にかかるもので、金の無いインディーにとってそれは、体使ってでも作らなければいけない最低限の物です。
在庫量、価格設定とうとう実践していくのでよろしくです。
Posted by ZEKE at 2004年12月16日 06:30
SiXさんでも同様に熱弁されたようですねー。
たぶんここに挙がってるのも一部に過ぎなくて、いろんな抑えるべきポイントがあるんだと思いました。
職人として、ビジネスマンとして、両立は大変かもしれませんが、出来てる人が勝ってくんだろうな、と思う今日この頃です。
Posted by 遼 at 2004年12月19日 20:01
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