どうぞよろしく。
ー早速ですが、今日はロードキャメロットの新店舗、表参道店に行ってきたんですよ。
ス「あっそ」
ーこれがですね、エスキス表参道という、グッチにシャネルにイヴサンローランと高級ブティックの並ぶショップビルの中でして、シルバーショップとは思えない趣でした。
ス「私に相応しいわね」
ーまあ、あんたのことはどうでもいいんですよ。入り口からして警備員が立ってますし、ビルそのものも高級感漂ってて、入りにくさすらありましたね。
ス「あんたは貧乏学生だからしょうがないわね」
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ー…それでもですね、店員さんはとても気さくで、途中からすっかり関係ない話で盛り上がっちゃいました。ヒコみづの出身の方で、ご自分でもブランド立ち上げて恵比寿とか下北沢で売られてるそうですよ。
ス「あらそう」
ー無関心かよ。丸井に入ってるD+なんかだと店員さんはみんなロードキャメロットで固めてるところ、その方は自作のアイテムつけておられました。欲しいのもあるそうなんですが、金が今ないそうで。
ス「見栄えの割に庶民派の店員雇ってるのね」
ー埋めますよ、あんた。シルバーアクセサリーがグッチやらシャネルみたく売ってる方がおかしいでしょう。そんなとこで買うならホワイトゴールドとかプラチナ買います。
ス「まあ、私も主にゴールドですわ。あんたのつけてるのとはお値段が一桁違うのよ」
ーカットスロートのシンクロニシティさんと、専門学校でクラス一緒だったそうです。
ス「ああ、納品でやっちゃったとこね」
ーまあそうなんですが、その話したらさすがにばつが悪そうで、申し訳なかったですね。
ス「あんたが気をつかっても仕方のないことよ」
ーあ、どうも。
ス「あんたは何の力もなく、買いもしないで店に居座る害虫のような存在なんだから」
ー……
ス「で、今日は何で冷やかしにいったわけ」
ー冷やかしって。来週のオープンレセプションの招待が着てたんで、どんなもんか聞きにいったんですよ。
ス「電話で聞けばいいじゃない。暇人ね」
ーいちいちうるさい。それでですね、内容は…言っちゃって平気か、招待制だし。デザイナーのディビッドさんがお見えになるそうです。他にも結構な人がくるかもしれないとか。
ス「ディビット、実在したのね。いつも同じコメントに同じ写真だから、架空のデザイナーかと思ったわ。よくあるじゃない」
ー実在するそうです。っていうか、展開している会社ニバコレクションの社長らしいです。
ス「それならそうと企業紹介ちゃんと書けばいいのに」
ーまあそういう細かいところは今回は置いときましょう。本社が明記してあるだけましですし。
ス「ふーん。で?」
ー新作の王冠リングをチェックしました。さすがに造りは細密で隙がないですよ。
ス「高いもんね」
ーあとは細かい製造方法も聞いてきました。その店員さんが作り手なだけに、わかりやすかったですね。ロイヤルシルバーとシルバーが繋がった部分を一個一個ロウ付けした上で継ぎ目をきれいに磨き消してるとこなんか、展開のでかさの割に随分手間かけてるなあと。あとウッドやロイヤルシルバーの埋め込みは接着剤で済ませるところとは違いますし、ブレスやトップの金具の接続個所の細工は手が掛かってますね。マルカンで済ませちまいそうなところをこう、プラモデルの間接部分みたいにしてあって。
ス「わかりにくい」
ー実物見りゃわかりますよ。あとロイヤルシルバーについても結構聞きましたね。わざわざお話するようなことはないですけど。なんか生産量が限られるそうで、どうしても高くつくんだとか。
ス「あの色味が好きな人ほど価値を見出せるわけね。じゃなきゃわざわざ高値出す意味もないしね、10金あたりで代用効くでしょうし」
ーそうですね。僕はそこまでロイヤルシルバーに固執はしないですが、オールシルバーモデルと比較すると確かにアンティーク調の高級感が見事に出せてると思うので、悩んでしまいます。
ス「アクセントとしての効果は私も一目置いているわ」
ーなんでそんなえらそうなんですか。あと、ウェアも出てました。思ったほど高くないんですよ。シルバーブランドのウェアってボッタクリ感が強かったんですけど、これならいいかなって気もします。
ス「どんなのがあったの」
ーシャツはまあもちろんですが、ジーンズと革ジャンがありました。ジーンズは4万くらいででかめのシルバーボタンが3つと、革のポケットがついてます。ボタンパーツの量を他のアクセと比較して考えると相当割安ですよ。革ジャンはさすがに高いですが、20万てとこなんで、ブレスと同じくらいですね。こっちもパーツはふんだんに使われてます。
ス「ベルトも出たんだっけ」
ーベルトは高いです…正直。30万とか。
ス「買わないわね」
ーそんなはっきり言わなくても。セレブが買うんじゃないですか?
ス「セレブと成金の違いをわかりやすく説明していただけるかしら」
ーうっせぇなあもう。あと、店にいる間にラジオの取材が入ってました。ちょっと気まずかったです。
ス「ははあ」
ー別にそんなにでかい会社じゃないはずなんですけどね。店員さんも資本力がある会社じゃないって言ってたし。まあ、なんかあまり突っ込んじゃいけないようでしたが。
ス「いち店員があまり会社を代表して言うのもね」
ーちょっと悪いことしたかな…でも、松岡充さんが試作品を立ち上げ前からずっとつけてたのは有名な話です。
ス「レセプションには来るのかしら」
ーその問い合わせはすごく多いそうです。やっぱLCファンはSOPHIAファンの女性が多いんですかね。結構厚みもあるしメンズアクセの面のほうが強い気がしますけど。
ス「ジャスティンやロイヤルオーダーも清春ファンが多いでしょ。仕方ないわよ」
ーなんか、レセプションに来る客層がロックな女性ばっかりだったら引きますよ。シルバーファンの方が少数派みたくなっちゃったら・・・
ス「まああんたもSOPHIA好きなんだからいいじゃない。なんか店柄もシルバーショップに似つかわしくないみたいだし」
ーそりゃそうなんですけど、ファングッズじゃないんですよ。なんかなあ。
ス「どうでもいいわ。まァ随分実り多かったみたいね」
ーどこいってもいつも実りは多いですよ。来週末はストフリナイトにレセプション、熱いですよ!
ス「じゃあ私は彼と熱い夜を過ごすわ」
ー死体がなに言ってんだよ。




